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わが国においても古代より媒染を必要としない染色ってなされてきたのよね。
糸は灰汁で精練したようだから、必然的に灰汁先媒染ということになったわけよね。

鉄分を含んだ泥なんかも利用されていたようですね。
楮なんかもそうよ。
楮煮るために灰汁が用いられたんだから、これも必然的に先媒染ってこと。

もともと家族の衣服を作る必要があったわけだから、暮らしの中の知恵から、いろいろな植物を利用して様々な色を出してきたのね。

文明開化から、合成染料の輸入と共に染色の世界は様変わりし、ほとんどの染色が合成染料に代わっていきました。
第一次大戦でドイツからの染料の輸入が途絶えてから、古来の植物染料の研究が始まりました。
そして、農家の副業としての産業化を図り、草木染めによる紬織物がなされるようになりました。

二度の大戦後、伝統工芸が見直されるようになりましたが・・・
今現在、担い手も少ないのではないでしょうか。
着物を着る機会も少なくなりましたからね。
毎日好きな紬着せて、床の間にでも飾っておいてくれるのなら・・・
お嫁さんに行きたいくらいですね。(笑)

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