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絹の染め方(絹浸し染め)について

 
材料
絹布、あるいは絹糸100g
染め材 生植物は、同量〜5倍くらい。 ドライは、半量〜同量くらい。
媒染剤 使用する媒染剤による。



手順

1.被染物である絹布を洗う。
ヌルマ湯に中性洗剤を入れて、その中に絹を入れ5分間洗い、その後よく濯ぐ。

2.植物を煮出す。 布(糸)の重さの100〜500%の生の植物をできるだけ細かく切り、すぐに湯に入れる。
30〜60分煮出す。 このとき蒸発した分の湯を追加する。
ろ過布で液を絞り取る。 絞りカスに湯を加え、同様にして2回目の液を取り、1回目の液と混ぜる。

3.染める。 50℃くらいの染料液に絹を浸け、ムラにならないようによく動かしながら染めます。
80〜90℃で30分間染めます。
その後、軽く水洗いします。
染め液は、残しておきます。

4.媒染する。 媒染液を作ります。
媒染液に絹を浸し、よく動かしながら30分間浸けます。
その後、よく水をかえながら水洗いします。
媒染液は、残しておきます。

5.あと染めする。 3で残しておいた染め液を火にかけ、同じように30分染めます。

6.仕上げ。 よく水洗いをするか、中性洗剤で洗い柔軟剤を入れて仕上げます。
その後、軽く絞り、乾燥させます。
濃い色に仕上げたい時は、3〜5を繰り返すか、日を改めて2からやります。

 

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