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縫い絞りが好きについて

 

私は、運針が苦手だったのよね。
でもなぜか好きになっちゃって(笑)
タダ、無心に縫うだけ。

これが案外ストレス発散になるみたい。
何しろ何も考えずに、タダひたすら縫うだけだから・・・
1週間でも、1ヶ月でも、3ヶ月でも・・・
同じものをタダひたすら縫う時間・・・

広幅の布を5〜6mの着分ひたすら縫い始めるときは、
さすがに、ぞっとする時があるのよね。
細かい柄で浴衣なんか縫い始めたら、たっぷり3ヶ月かかってしまう。
それから染め上げるんだからね。
浴衣だけなら、年間4枚しか縫えないわ。(笑)

藍の絞り染めの服作ったら、すごい派手!!
遠めでも目立つほどで。
服はやっぱり無地のほうがいいわね。
絞り縫いした服地だったら、藍返しして一見無地染めのようにしてしまう。
良く見ないと絞りということも分からないくらいにね。
それなら最初から無地でいいじゃない!と思うでしょ。
ところが着用して洗いながらだんだん年数を経ると共に、柄が出てくるのよね。
これを楽しんでいるわけ。


例えば、右の写真の水色に染めた上から縫い絞りしているでしょ。






絞りあげてから、濃い藍色に染めるのね。
そして糸を解くでしょ。
そうすると濃い藍色と水色ってことなのね。





それからさらに藍で染め重ねていくの。
水色部分が藍色になり、濃い藍色部分はもっともっと深みのある濃い色に染まるのよね。
そうするとこんな感じになるのよ。


 

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